2014年2月24日月曜日

La tasca applicata

Salve!

今日はTasca Applicata(タスカ アプリカータ)パッチポケットを作りましたので紹介します。


まず、型紙を使ってラインをチャコで丁寧に引いていきます。その上をキリビ付けします。キリビ付けが終わったら、上の写真の様に、周りをきれいに6ミリに残してカットし、ポケット口に伸び止めテープをしつけ、テープの端を表にあたりが出ないようにまつっていきます

そして、周りをしつけ糸で丁寧に折っていき、ポケット口の角になっている部分を丸くまつります。クラシコイタリアの服は角になる部分(ベンツの先、胸ポケット、ポケット)を、少し丸型に仕上げます。このしまつをRotondo(ロトンド)と呼びます。

周り全てを折り終わったら、まだ、アイロンをしないでスレキをしつけ、これも周りをきれいにカットしていきます。


手で中に折り込みながら、まつっていきます。まつってばっかりですね。(笑) 普段は同色のスレキを使いますが、今回はコートのポケットなので、普段より厚めのスレキを使いました。 最後にしっかりアイロンして、完成。Eccola!!



前見頃にしつけて、仮縫い時にポケット位置がOKなら、ハンドステッチで本縫いです。

ミラノのサルト 井上 勇樹。