Buona pasqua!! a tutti.
昨日4月20日はPasqua(パスクア)復活祭でした。
パスクアは基本的に春分の日の後の最初の満月が現れた次の日曜日に定められています。なので、3月に来たり4月来たり、年によって異なる移動祝日です。
イエス・キリストが十字架にかけられ死んだ三日後に蘇り、復活したことを祝うキリスト教において重要な祭日です。
家族や親戚、親しい友人などが集まり子羊料理の昼食を食べる習慣があります。子羊は旧約聖書、新約聖書によく登場し、キリスト復活のシンボルです。
翌日の月曜日も休日でPasquetta(パスクエッタ)と呼ばれ、家族や友人と公園や自然のなかでピクニックやBBQをします。
Pasticceria(パスティチェリーア) ケーキ屋さんでは、Colomba(コロンバ)と呼ばれる復活祭用のハトの形をしたパンケーキが置かれます。
子供達にはチョコの卵が大人気で、割ると中にはおもちゃのサプライズが入っています。
2014年4月21日月曜日
2014年4月17日木曜日
La sfilata 2014
Buondi!!
ミラノサルト界の巨匠フランコ プリンツィバァリー氏から招待状を頂き、先日ファッションショーを見に行ってきました。ミラノ/レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館で行われました。
Grand defile della sartoriaというテーマでUnione Artigiani (ロンバルディア州職人組合)が毎年行っています。今回が16回目だそうで、プリンツィバァリー氏はサルトリア部門最高責任者として、若者たちに技術指導を行っています。
近年、サルト職人が減少するなか、Unione Artigianiはミラノの幾人かの経験豊かな老サルト、ファッションスクールの学生を一緒に参加させる事により、技術、伝統の受け継ぎに力を注いでいます。
ミラノコレクションなどで見られるハイレベルな演出はあまり見られなかったですが、洋服からスミズーラ、ハンドメイドを感じとれるすごく楽しく、身近に感じられる興味深いファッションショーでした。プリンツィバァリー氏からもお勧めを頂いたので次回は是非自分も参加してみるつもりです。
ミラノのサルト 井上 勇樹
ミラノサルト界の巨匠フランコ プリンツィバァリー氏から招待状を頂き、先日ファッションショーを見に行ってきました。ミラノ/レオナルド・ダ・ヴィンチ記念国立科学技術博物館で行われました。
Grand defile della sartoriaというテーマでUnione Artigiani (ロンバルディア州職人組合)が毎年行っています。今回が16回目だそうで、プリンツィバァリー氏はサルトリア部門最高責任者として、若者たちに技術指導を行っています。
近年、サルト職人が減少するなか、Unione Artigianiはミラノの幾人かの経験豊かな老サルト、ファッションスクールの学生を一緒に参加させる事により、技術、伝統の受け継ぎに力を注いでいます。
ミラノコレクションなどで見られるハイレベルな演出はあまり見られなかったですが、洋服からスミズーラ、ハンドメイドを感じとれるすごく楽しく、身近に感じられる興味深いファッションショーでした。プリンツィバァリー氏からもお勧めを頂いたので次回は是非自分も参加してみるつもりです。
ミラノのサルト 井上 勇樹
2014年4月7日月曜日
Un paio di pantaloni
Salve!
イタリア語でパンツ、ズボンのことをPantalone(パンタローネ)と呼びます。
ミラノのどのサルトリアにもPantalonaio(パンタロナイオ)パンツ専門の職人が存在します。
ベルトとの境に小隠しポケット。小銭や懐中時計を入れていました。
Pungolo(プンゴロ) ベルトステイループ。ベルトのバックルのピンを通し固定する事により、着用中のベルトのズレを防ぎます。
天狗と呼ばれる下前の持ち出しをPatta(パッタ)、ファスナーをCerniera(チェルニエーラ)と呼びます。この部分には極めて正確な縫製が必要とされるため、ほとんどが手で縫われます。
裾のダブルの折り返しをRisvolto(リズヴォルト)と呼びます。スミーズラの場合、前部が靴に当たって、生まれるたるみ量、後部の靴の踵にかかる量をふまえ裾ラインに傾斜をつけます。
それと、Battitacco(バッティタッコ)と呼ばれる靴擦れを裾の内側に縫い付ける事により、靴との接触で生じる生地の消耗を防ぎます。
アイロンワークから生まれるふくらはぎ、ヒップ部分の凹凸がすごく重要で、横からみたときのS字ライン、バックスタイルでの生地のたるみ、アイロンワークによってパンツの善し悪しが決まります。
マエストロによる型紙作成、仮縫い後の補正、パンタロナイオの縫製、アイロンワーク、これら全てが一つになり、きれいなラインのパンタローネが完成します。
ミラノのサルト 井上 勇樹
イタリア語でパンツ、ズボンのことをPantalone(パンタローネ)と呼びます。
ミラノのどのサルトリアにもPantalonaio(パンタロナイオ)パンツ専門の職人が存在します。
ベルトとの境に小隠しポケット。小銭や懐中時計を入れていました。
Pungolo(プンゴロ) ベルトステイループ。ベルトのバックルのピンを通し固定する事により、着用中のベルトのズレを防ぎます。
天狗と呼ばれる下前の持ち出しをPatta(パッタ)、ファスナーをCerniera(チェルニエーラ)と呼びます。この部分には極めて正確な縫製が必要とされるため、ほとんどが手で縫われます。
裾のダブルの折り返しをRisvolto(リズヴォルト)と呼びます。スミーズラの場合、前部が靴に当たって、生まれるたるみ量、後部の靴の踵にかかる量をふまえ裾ラインに傾斜をつけます。
それと、Battitacco(バッティタッコ)と呼ばれる靴擦れを裾の内側に縫い付ける事により、靴との接触で生じる生地の消耗を防ぎます。
アイロンワークから生まれるふくらはぎ、ヒップ部分の凹凸がすごく重要で、横からみたときのS字ライン、バックスタイルでの生地のたるみ、アイロンワークによってパンツの善し悪しが決まります。
マエストロによる型紙作成、仮縫い後の補正、パンタロナイオの縫製、アイロンワーク、これら全てが一つになり、きれいなラインのパンタローネが完成します。
ミラノのサルト 井上 勇樹
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